自己PR!(入試対策)~あなたの長所と短所を理解しよう~
こんにちは、精華学園高等学校 名古屋ドーム南校(名古屋市通信制高校)です。
AOエントリーシートを書くシーズンです。
名古屋ドーム南校では、生徒たちと一緒にAO入試対策を進行中です。志望理由や自己PRについて考え、エントリーシートの記入に取り組んでいます。
志望理由の書き方には一定のパターンがありますので、比較的スムーズに進行するのですが、自己PRになると話は別。特に「自分の長所と短所」を考えることは、多くの生徒にとって大きな壁となっています。
「自分の長所が思いつかないんです」と言う生徒も少なくありません。しかし、「では短所は?」と尋ねると「短所ならたくさんある」と言える生徒が多いのです。
実際、先日も一人の生徒とこの話をしました。
彼女は「慌てやすい」という短所を挙げました。その短所に対して、どのような長所があるのかを一緒に考えてみることにしました。
「慌てやすい、それはどのような場面で感じるの?」
「たとえば、アルバイト先のレジで、たくさんの小銭を数える時、慌ててしまいます。」
「その時になぜ〇〇さんは、慌てるの?」
「お客様を待たせてしまうし、次のお客様のためにも早く済ませたいからです。」
そして、私は彼女にこう伝えました。
「その思いやりが〇〇さんの長所だよ。他人のことを思いやることができる人は、お客様を待たせることを避けようと努力します。逆に言えば、自己中心的な人はそんなことを気にかけない。つまり、長所は『他人のことを思いやる性格』です。」
普段、この生徒は本当に他人を思いやる性格の持ち主であることがわかっています。
しかし、自分ではその長所に気づいていません。人は意外と自分の長所を認識するのが難しいものです。
だからこそ、生徒一人一人と向き合い、一緒にその「長所」を見つけ出す時間を大切にしています。
例えば、上記の生徒の長所は「他人のことを思いやること」であり、その裏面には「人のことを気にしすぎる」という短所が存在します。レジ業務中、お客様から大量の小銭を受け取った際に、他のお客様を待たせてはいけないと慌てるのも、その表れです。
そのため「他人のことを思いやる性格だからこそ、時には慌ててしまうこともありますが、それを改善すべく冷静さを保つよう努めています」と言うことができます。
私たちは、このように生徒一人一人の「短所」を挙げてもらい、それを「長所」に転じる方法を一緒に考えています。自己の特性を深く理解し、それを上手に表現する力は、AO入試だけでなく、社会に出てからも非常に重要なスキルとなります。
この時期、自分自身を見つめ直し、自分の良さに気づくことが重要です。
生徒と一緒にその過程を進めていっています。
みんな、素晴らしい長所があることを自分自身、知ってね~!!
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