生徒の成長を感じる瞬間~先生にとって嬉しいこと~
こんにちは、精華学園高等学校 名古屋ドーム南校(名古屋市通信制高校)です。
AO入学の合格の知らせが、どんどん届いています。みんな頑張ったね!
AO入学の合格発表が終わったので、結果に対して影響もないこの時期に、ブログをアップしたいと思います。
AOで入学するためには、オープンキャンパスの参加はもちろん、面接や講座などに出席しなければならない学校もあります。
ちょうど、講座に参加した生徒がいました。夏休みの8月です。
その時に、嬉しい出来事がありました。
高3の生徒が、AO入学するための講座に出席して、講座終了後に「先生、今、電話してもいいですか?」とメールで連絡してきました。
これがとても嬉しかったのです!(「何が?」と思われると思います。(笑))
この生徒は高1の時に転校してきました。1年生と2年生の時は、電話で話すことができなかったのです。(こころ医療センターに入院などもしていました。)私と学校に来て少し話すくらいで、ほぼメールでのやりとりがメインでした。
それが、この生徒自らが「電話してもいいですか?」と連絡をくれたのです。「いいよ!」とメールで返したら、すぐに電話がかかってきて、下記のことを話してくれました。(志望する学校の最寄駅から電話してくれました(笑))
・講座に参加しての感想
・面接で聞かれること(質問)がわかったのでその連絡
・作文のテーマがわかったのでその連絡
そして、また驚くべき事実が!
なんと、その講座で自ら手を挙げて発言したとのことでした。講座の先生から「この状況はどういうことが考えられますか?」と参加者全員に問いかけたらしいのですが、その時に一番初めに手を挙げて発言したとのことでした。
転入してきた時は、人前では話せず、自己紹介もやりたくないと言っていた生徒で、スクーリングの時は、一番後ろの席に座り、気分が悪い時は退出していいですか?と聞いていた生徒です。
そんなことを思い出しながら、その話を聞いてとても嬉しく思いました。
その生徒は『何があって変わったのか?』を考えてみると、
一番大きかったのは、高3になって始めたバイトだと思います。そのバイト先がとても自分に合っていて、その業界で働きたいと思うようになったのです。バイトをして、何かやったことに対してありがとう!と言われ感謝される経験をして自信が持てたことが大きかったのだと思います。
大きなきっかけは、バイトだと思うのですが、いつも感じることですが、時間も必要だったということです。
高校1年の時にバイトを始めていたらうまくいってたかというとそうでもありません。バイトをやりたくなかったでしょうし、バイトを始めたとしてもうまくできなかったかもしれません。
ある程度の時間が必要で、その時間の中でタイミングが合ってうまくいったのだと思います。
もちろん、元々この生徒は優秀な生徒で能力がある生徒でした。ただ、自閉スペクトラム症などでコミュニケーションが苦手で、良いところが全て隠れていました。
我々のところに転校してきて、良くなったと言いたいですが、、、(笑)
全てがそのおかげではないと思います。
ただ、生徒の感じたことや思ったことを気軽に話せるような学校でありたいと改めて強く思いました。
その生徒の結果は、もちろん合格でした。合格おめでとう!!がんばったね!!
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